ヒノキは、古くからさまざまな社寺建築をはじめ、重要な建築物の用材として使用されてきた良材です。
戦後、スギと同様に植林が進められ、三重県尾張、奈良県吉野、静岡県天竜などは良材の産地として知られています。
スギなどに比べて強度が高く、特に心材は堅く、耐水性、耐朽性が非常に高く、弾力性や強靭性に富み、狂いが少なく加工性もよい材です。
About
地球と仲良く生きていくために
伝統の木の家づくりは50年前からはじめました。
中川木材設計事務所では、住み手の健康と環境に負荷を与えない素材を用い、
日々無垢な家づくりを提供し続けております。
現在の暮らしはもちろん、その先に見えるお客様のライフステージを提供するため、
またはその先に見える未来を常に見据えて、無垢な家づくりをしてまいります。
「木は無限の素材です。」
と言うと驚かれるかもしれません。
確かに自然保護の観点からだとたくさんの木を切り倒し、家を作ることは自然破壊でしょうか。
いえ、森は植林することにより、よみがえります。
しかし、鉄筋などの素材は、いわゆる有限な資源です。
地球全体を掘り起こし、いつかは尽きてしまいます。
一方、木が木材として使える大きさまで育つのに、およそ50~60年かかりますが、木の家を最低でも60年は壊さないで使える家づくりを目指せば素材を守りほんとうの意味でのリサイクルが出来ると考えております。
それが私たち、木材を利用して家を作る職人の使命です。
建材から揮発する化学物質は人体に影響が出るのはご承知かと思います。
実は、自然と暮らしている鉄骨などの家屋の素材は人体に影響が出ます。
建材から自然に吐き出される化学物質には、現代病といわれる「シックハウス症候群」「アトピー」「喘息」等が挙げられます。
しかし無垢材(木材)はどうでしょうか。
もちろん有害な物質は一切出しません。
今一度、家のあり方から、家族の健康を考え、無垢な家づくりを考えて見ませんか。
日本の家はまさに自然との戦いです。
台風や地震にみまわれる日本の家は、災害時の安全の確保がされている必要があります。
安全性はとにかく家の「強度」が重視されています。
2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震、2018年の北海道地震があったことは記憶に新しいかと思います。
しかし
中川木材設計事務所は木の家にこだわり、国産材+伝統に倣った構法を基として現代構法の技術を取り入れ、建物構造をより良く粘り強いものと出来るよう取り組んでいます。
戦後の高度成長期のまっただ中、林業家として中川木材は始まりました。
創業者でもある祖父の善吉は、この時代に必要なのは丈夫な家だと感じ日々、
木材を勉強し、木材でいかに耐久年数の高い家を造るかを研究しました。
また、私 善大の父で基郎も、木材一筋の材木屋へ。
木の魅力に取りつかれ、三重県北勢地方を中心に、家の施工をして参りました。
そして私も材木屋の道へと入り、34歳のとき正式に中川木材設計事務所として、事業を引き継ぎました。
私も設計士であり材木屋として、木材にこだわり
木の魅力を研究しています。
中川木材設計事務所では、量産型住宅とは一線を画した私たちの家づくり。
古くからつながりを持つ地元業者・職人たちと1棟1棟 大切に仕上げます。
中川木材設計事務所では施工する前にかならず、立てる場所の入念な調査を行います。
なぜなら、環境によって木の強度や心地よさに影響が出るからです。
選択の基準は使用する場所に応じて、
「雨や湿気に強いか?」
「加工はしやすいか?」
「荷をかけても曲がらないか?」
「木肌は美しく木味は良いか?」
手触り足触りがやさしいかなどさまざまです。
各所に応じて適材適所に材を選んできたことが、本当に木材を活かせる「技術」だと考えております。
ヒノキ科/国産材
ヒノキは、古くからさまざまな社寺建築をはじめ、重要な建築物の用材として使用されてきた良材です。
戦後、スギと同様に植林が進められ、三重県尾張、奈良県吉野、静岡県天竜などは良材の産地として知られています。
スギなどに比べて強度が高く、特に心材は堅く、耐水性、耐朽性が非常に高く、弾力性や強靭性に富み、狂いが少なく加工性もよい材です。
スギ科/国産材
スギという名も「直ぐ」という言葉からきているといわれ、加工性に優れています。
樹齢が60~70年以上のものであれば、十分な強度があり、柱や梁などの構造材としても適した材です。
スギ科/国産材
マツは、比較的身近にある木です。
歴史的にも日本建築を支えてきたマツは、今は大径のものが少なくなってしましたが、大径に成長した松は強度があって粘り強く、密度が高く傷つきにくく、高荷重に強いというのが最大の特徴です。
ニレ科/国産材(広葉樹)
本州、四国、九州が産地で寿命が長く、老木は銘木として高値で取引きされている木材です。
木目が明瞭で美しく、飛びぬけた強度、耐久性にも優れています。
昔から神社、仏閣などの外部構造材として、多く使われてきました。
その他、一般住宅では装飾材、大黒柱などにも使われています。
木の家にこだわり、国産材+伝統に倣った構法を取り込みながら、
住み手の健康と環境に負荷を与えない素材を用い
日々設計を行なっております。
また、住み手が愛着を持ち、次世代までも住み継いでいただけるような、
居心地が良く価値の高い家づくりをこの自然豊かな亀山市から目指します。
木造伝統工法とは、大工や左官等の伝統技術の総称として用います。
梁(はり)や柱を伝統的手法を用い加工して木を互いに組み合わせることにより強固な骨組みを構成します。
金物は多くは使用しません。
昔ながらの長ほぞ、込み栓、楔(くさび)などで固定します。
また貫(ぬき)という木を柱に貫通させることにより、土壁を塗るための竹を固定すると共に、柱と壁をしっかりつなぐ役割を果たします。
さらに部材の部分補修と交換を前提としてきた材の使い方も、価値を失いたくないばかりか今後も継続していきたい技術です。
丸太の状態から選び抜き自社で製材した国産無垢材を中心に選定します。
家を建てる場所により地盤や気候などを調査し、最良な無垢材を選びます。
また部材ごとに使用される場所や役割を振り分けながら丁寧に作業していきます。